まず、最初に知っておきたいことは認知症と老化による「もの忘れ」はまったく違うと言うことです。誰でも歳をとるとさっき言っていたことを忘れたり、いつも覚えていることを忘れてしまったりなどの「うっかり」したことも増えると思いますが、認知症は老化ではなく病気によって神経細胞が壊されてしまい、理解力や判断力が鈍ってしまうことをいいます。そして脳の認知症には段階があります。

認知症 症状 初期

普段よりも怒りっぽくなる。
ニュースなどにも関心が無くなる。
何事に対しても意欲が無い、趣味などにも興味が無くなる。
物を置いた場所などをすぐ忘れるて、よく「ものを盗られた」と思うようになる。(人を疑い深くなる)

認知症 症状 中期

初期の認知症での症状にあった忘れ物などの症状がより強くなる。記憶を維持するのが難しくなり、忘れ物をしないようにメモした事自体を忘れたり、メモの場所も忘れてしまったりなどする。
場所や時間などの感覚が無くなって来てどこにいるのかなどがあやふやになる。

認知症 症状 後期(末期)

家族でも顔を見ても誰かわからないことがある
無表情になってくる
歩いたり、座ったりも困難になって寝たきりになる。
コミュニケーション障害が出てきて会話が成り立たなくなる

認知症にも種類があり、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症などにより症状は違ったりもするようです、例えば、アルツハイマー型認知症では幻聴を聞くことがあるようですが、レビー小体型認知症では幻覚を見るといった症状があり、認知症の種類によっても異なりますので、症状を細かくチェックしておくことで、対応策も変わってくると思います。